海洋と海洋エネルギー

海は、新たな再生可能エネルギーを大量に供給する可能性を持っています。

現在、海洋からエネルギーを取り出す技術には、5つの特徴があります。

波エネルギー変換装置は、波の動きからエネルギーを得るもので、海岸線、近海、水深100m以上の沖合など、柔軟に設置することができ、利用可能なエネルギーを最も効率的に利用することができます。

海流タービンは、海流の流れを利用して電気を作るものです。海流タービンには、海底に直接固定して搭載する方法と、海底に繋いで浮力を与え、水面や中層に浮かせる方法があります。

潮位は、満潮と干潮の海面差を利用して電力を生み出しています。潮流発電は、従来の水力発電と同じ原理で、遮水壁で大きな水をせき止め、タービンを動かして発電する技術です。

海洋温度差発電は、深海の冷たい水と暖かい表層の水の温度差を利用し、熱交換器によって電気を作るものです。

三角州やフィヨルドなどの淡水と海水の塩分濃度の差を利用した塩分濃度勾配発電です。